こまつ眼科は、常に患者様の立場にたち、患者様のための医療を提供していきます。 ADDRESS:高知県高知市大津乙1018-1  TEL:088-804-5588

白内障 (はくないしょう) とは?
目が霞む、見えづらい、日中外に出ると眩しい、眼鏡を掛けても見づらいなどの症状がある場合、白内障かもしれません。
白内障とは?
眼の中に水晶体という、カメラでいうピントを合わせる役割をもったレンズがあります。
このレンズが様々な原因で濁ってしまい、眼の奥まで光が届かなくなり結果として視力が低下してしまう病気です。
原因は様々あります。もっとも多いのは加齢によっておこる老人性白内障、なんと早い方では40代で、80代になると殆どの方に見られます。(もちろん個人差はあります)
糖尿病性網膜症やぶどう膜炎など眼の病気、アトピー、などの影響で白内障になる事もあります。その他にはステロイド点眼薬の長期使用、外傷、紫外線、先天的などがあります。
治療方法
それ程濁りも強くなく、視力に影響してない間は目薬で進行を遅らせます。
ただし、目薬で白内障が治るわけではありません。
治療には手術により水晶体の濁りを取り除き、その後人工レンズ(IOL)を水晶体の変わりにいれます。 この人工レンズは水晶体の様なピントを合わせる機能はありませんので、近くが(または遠くが)不便に感じる事があります。 その為、術後眼の状態が落ち着いたところで、眼鏡を合わせ使用する必要があります。

眼瞼下垂 (がんけんかすい) とは?
瞼が下がって見えづらい、左右で目の開き具合が違う、瞼がはれぼったい感じがする瞼が重い、などの症状がある方は眼瞼下垂かもしれません。
眼瞼下垂とは
先天的または後天的な原因により、上まぶたが開けづらくなる病気です。 その為、常に視界に瞼が入り、見えづらさや重いといった症状を自覚します。
原因は?
先天的なものと後天的なもの ・先天的な原因 神経や筋肉の機能不全などで引き起こされ、片眼または両眼に見られます。 瞼が下がる他に、ものを見ようとして顎を上げてみる仕草が見られる事があります。 ・後天的な原因 加齢により瞼をもちあげる眼検挙筋の筋力の低下や皮膚の弛み、眼検挙筋と瞼板や挙筋と瞼板や皮膚との結合が緩む事でも起こります。     この他に動眼神経麻痺や重症筋無力症など神経麻痺が原因の場合や外傷によって起こるものもあります。 コンタクトレンズの長期使用歴のある方にも見られます。
治療方法
主には手術により弛んだ皮膚の切除や眼検挙筋の短縮や周囲組織との再結合などがあります。

眼瞼内反 (がんけんないはん) とは?
目がゴロゴロする、目やにが出る、目が痛い、充血する、涙がでるなどの症状の方は眼瞼内反症・睫毛内反かもしれません。
眼瞼内反症とは?
眼瞼内反症は瞼が反り返って内側に入り込み、睫毛が角膜や結膜に接触し、痛みやかゆみ涙があふれる他、角膜炎や結膜炎を引き起こす事があります。
原因は?
先天的なものや加齢によるものがあります。他には結膜疾患の後になる場合があります。
治療方法
乳幼児で見られる場合は自然に治る事がありますので、様子を見て行きます。成長しても症状が改善しない場合などは手術が必要になります。 成人の場合はさかまつ毛を抜き、角膜炎や結膜炎などの症状が発生しないようにしますが、根本的な治療には手術による治療が有効です。

眼瞼外反 (がんけんがいはん) とは?
涙があふれる、目が乾燥する、下まぶたの内側が外にそって見える、などの症状がある方は眼瞼外反症かもしれません。
眼瞼外反症とは?
眼瞼内反症とは別に瞼が外側に向いてしまう病気です。重度の場合は瞼が完全に閉じれずに眼球が常に露出してしまう兎眼となる場合があります。
原因は?
やけど怪我による外傷治癒後や加齢、顔面神経麻痺などがあります。
治療方法
症状が軽度の場合はドライアイ治療に準じて点眼薬や眼軟膏を使用します。症状が重い場合は手術によって治療します。

緑内障レーザー手術
閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)の進行や緑内障発作を防ぐために、YAGレーザーを用いて虹彩(こうさい)に穴を開ける手術を行います。

網膜レーザー手術
網膜が何らかの原因で、裂孔(れっこう)や円孔(えんこう)を起こした場合にレーザーで網膜剥離への進行を抑えることが出来ます。
また、糖尿病や高血圧などで網膜に出血や浮腫がある場合に、それ以上の再出血を引き起こさないようにレーザーで治療します。

後発白内障レーザー手術
後発白内障は、白内障の手術後に残した水晶体の袋(水晶体嚢)の後ろが白く濁ることがあります。この濁りをレーザーで取り除きます。

涙道手術
涙を排出する涙道が閉塞した場合や怪我で断裂した場合に行う手術です。また、重いドライアイなどの場合も行います。
※ブジー
余分な涙を排出する鼻涙管が先天的もしくは後天的に閉塞した時に、ブジーと言う金属の棒で開放します。
※NSチューブ
閉塞していた鼻涙管を開放しても、また閉塞する場合があります。この場合、シリコンチューブを挿入後しばらく留置して再閉塞することを防ぎます。
※涙小管形成術
怪我などで断裂した涙小管を縫合します。完全に涙小管が閉塞している場合は、新しく涙小管を再形成します。
※涙点プラグ
重いドライアイの場合、涙点(涙を排出するところ)にシリコンで出来たプラグで栓をして、涙を溜めて目の表面の潤いを保つようにします。

ボトックス注射
長期間持続する痙攣により、目が開けられなくなった場合などに医療用のボツリヌス毒素を注射することで症状を軽減します。
※ボトックス注射を施術するには資格が必要です。当院の院長は、この資格を有しております。

翼状片手術
白目から黒目にかかるように伸びてきた翼状片を切除する手術です。

斜視手術
左右の眼の視線がずれてしまっている状態から、眼を動かす筋肉の位置や長さを調節する手術です。
※但し、乳幼児の先天性の斜視手術は、全身麻酔下で行うので、当院では成人の方のみの手術です。

角膜・強膜異物除去手術
黒目や白目に刺さった異物(鉄粉や木片など)を取り除く手術です。

さかまつげ
上のまつげや下のまつげが、黒目(角膜)に当たり傷をつけて視力低下を起こしたり、度々炎症を繰り返す場合に、まぶたに糸を通してまつげが角膜に当たらないようにします。

麦粒腫(ものもらい)
炎症をおこして化膿した膿を取り除きます。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)
ものもらいと違って、膿ではなく肉芽が出来てしこりを生じます。このしこりを切開により摘出します。

眼瞼腫瘍
目の周りに出来た、腫瘍を切開にて摘出します。手術による傷跡が目立たないように施術します。